組織内の情報セキュリティ啓発が不可欠な理由(重要)

http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1003/23/news06.html
#攻撃リスクを回避するためにWebブラウザを切り替えたとしても、
#また別のリスクにさらされることになる。
#情報セキュリティの専門家なら、組織内でセキュリティについての認識を高めることは、
悪天候との闘いのようなものだと身に染みている。やらなければならないのだが、無駄に思えることも多い。
#路面が凍結して運転が難しくなり、交通事故が急増したことがあった。
#根本原因は車でなく運転者にあることを誰もが知っているからだ。
#国民すべてにWebブラウザの切り替えを促すのは、山間部に雪があるという理由で
#全国に向けて四輪駆動車に切り替えるよう促すに等しい。
#確かにIE脆弱性Googleなどの各社に対する攻撃経路の1つとして利用されたのは事実だが、
#この脆弱性を悪用するためには「セキュリティに無頓着な」ユーザーが必要だった。
#真の問題はインターネットの情報セキュリティに関する認識不足であり、
#最も現実的かつ長期的な解決策は、アクセスのための手段を変えることではなく、
#ユーザーの使い方を変えることだ。インターネットの利用は車の利用と同様、
#ドライバーがどの程度の注意を払うかは、利用環境に応じて変わる。
#外部に漏れては困る情報を扱う組織に勤めているのなら、
#インターネットを使うことのリスクとそのリスクを避ける方法について、認識を高める必要がある。


Googleが受けたような攻撃、Webブラウザを使ったさまざまな攻撃を回避するためには、
#技術とセキュリティ啓発を組み合わせるのが最適だ。
#今回の脆弱性を突いた攻撃はIE 6に対してのみ通用する。単純に(しかも無料で)IE 8に
#アップグレードすれば、フィッシング詐欺マルウェア攻撃の多くは避けられる
#この種の攻撃を実行するためにはユーザーに電子メールのリンクをクリックさせたり
#悪質なWebサイトを閲覧させなければならない。
#一方的に送られてきたメールのリンクをクリックしたり、
#添付ファイルを開いたりしてはいけないと、ユーザーに徹底させることが不可欠になる。
#最新のフィッシング詐欺などソーシャルエンジニアリング攻撃の見分け方と
#対処の仕方をユーザーが知っていれば、この種の攻撃が成功する確率は大幅に低くなる。
#情報セキュリティ問題に関するユーザーの啓発に的を絞ったものになり、
#ブランドやWebブラウザについてのものにならないことを願う。